非常に悲しい相談のお話。
ご主人が亡くなった奥様からの相談。
聞けば、夫婦の間には子どもがいないとのこと。
相続人は奥様のほか、ご主人の兄弟姉妹がなることを説明するも、「私だけじゃないの!?」「なんでそんな法律なの!?」と驚きと憤りが混ざった返答。
追い打ちをかけるように、ご主人の兄弟姉妹の中には認知症の人がいるとのこと。
このような状況は、よく起こりうる。
今回のケースでは、事前に奥様がこのような問題が起こる可能性があることを知ることが重要だった。
そして対策としてご主人が奥様に全財産を相続させる旨の遺言を残しておくだけで良かった。
事前に現状を把握しているか否か・・・
これが大きな岐路となる。
相続発生後に起こるのが、「手遅れ」という状況。
今回のように権利関係で「手遅れ」となるか、税負担においての「手遅れ」となるか。
早めから対策をする必要性を認識してもらう必要があると感じた。