【コラム】「路線価はいかに…?」

本日、国税庁HPにて令和5年度分の路線価が発表されました。

試しに浜松市中心部の路線価、令和4年度分令和5年度分をそれぞれ見てください。
少し上昇若しくは現状維持の傾向にあると感じています。

改めて路線価について説明をします。
路線価とは、相続税や贈与税を算出するための土地の価格を算定するための根拠となるものです。
道路に値段がついており、その道路に面している土地の㎡あたりの単価を示したものになります。

例えば、路線価が100と書いてあるところの道路に面した土地を200㎡所有していたとします。
この場合の計算式は以下の通りです。

100千円 × 200㎡ = 20,000千円(2,000万円)

※ 上記計算は概算であり、土地の計上や面している道路の数などによっては評価が増減します。

これによって自分の土地が相続税や贈与税を計算する上で、どのくらいの評価になるか把握することができます。
まずは、路線価図を見てみましょう!

余談ですが、浜松市で路線価が一番高いところは、遠鉄百貨店本館の東側(メイワンとの間の通り)で、なんと98万円/㎡です。(上記リンクの右下あたりに表示されています)
全国で見たら、銀座3丁目の鳩居堂前(銀座のテレビ中継でよく映るところ)の路線価が一番高く、その値段は4,272万円/㎡です。

ちなみに、この路線価は全ての道路に付されているわけではありません。
路線価が付されているのは、日本の国土の中で体感3割くらいなイメージです。
路線価がない場合の評価方法は倍率方式で計算します。
これについては、また来週ご紹介します。