こんな質問がありました。
Q .我が家は築40年も経っているのに、固定資産税の評価額がゼロになりません。何故ですか?
A .建物の固定資産税評価額がゼロになることはありません。
建物の固定資産税評価額はどのように求める?
建物の固定資産税評価額の計算イメージは、現在建っている自宅を再建築した場合にいくらかかるかという再建築価格に経年劣化分を考慮した評価となります。
経年劣化を考慮するのであれば築年数の経過によりゼロになっていくと思われがちですが、この固定資産税評価額には最終残存率というこれ以上評価は下がりませんよという基準が設けられています。
そして、その最終残存率は2割です。(総務省 家屋評価額より)
つまり、築年数が50年だろうが100年だろうが、固定資産税評価額がゼロにはならないということです。
相続税の観点からもこの点は理解しておくべきことです。
なぜなら、建物の相続税評価額=固定資産税の評価額となるからです。
もう一度、固定資産税の評価額を振り返っておきましょう。
固定資産税の納税通知書がない場合には、市役所等で「名寄帳」を取得すると所有不動産を網羅的に把握することが出来ます。